セイコーは、高橋啓介と黄色いマツダRX-7 FD3Sをテーマにした新作クロノグラフ「【頭文字D × セイコー】高橋啓介 RX-7 FD3S モデル」で、「頭文字D」の世界に再び戻ってきました。藤原拓海AE86モデルに続き、漫画の連載30周年を祝う一本です。日本では2026年8月上旬に注文受付が始まり、2027年1月下旬から順次発送される予定です。生産数は、「頭文字D」の連載が始まった1995年にちなんだ1,995点で、それぞれにシリアルナンバーが入ります。

両者の結びつきは一目瞭然です。通常のセイコーの文字盤に小さなロゴを足しただけのモデルではありません。配色全体と細部の数々が高橋啓介の愛車に由来し、公式キャンペーンビジュアルでも、時計はドライバーとRX-7の隣に置かれています。

「頭文字D」とのコラボレーションは、セイコーのクロノグラフを高橋啓介と黄色いRX-7 FD3Sに直接結び付けています。画像:PREMICO。

黄色いRX-7を腕元に

鮮やかなイエローの文字盤は、高橋啓介のRX-7を最も端的に表す特徴を再現しています。ブラックのタキメーターベゼルが強いコントラストを生み、クロノグラフに明確なモータースポーツの雰囲気を与えます。3つのブラックサブダイヤルには、車内の発光メーターを思わせる赤い目盛りを採用。3時位置にはセイコーのロゴと並んでRedSunsのチーム名が入り、下側のサブダイヤルには「頭文字D」のシンボルが配されています。

黄色い文字盤、車のメーターを思わせる赤い意匠のサブダイヤル、RedSunsのロゴが、高橋啓介のRX-7を表現しています。画像:PREMICO。

見どころの一つは12時位置にあります。一般的な時字の代わりに、RX-7のロータリーエンジン内部にあるローターをモチーフにした三角形を採用しています。文字盤を圧迫しないほど控えめですが、「頭文字D」やマツダのファンならすぐに由来が分かる意匠です。

ステンレススチール製ケースのサイズは、縦約47mm、横39.8mm、厚さ12.8mmです。文字盤をカーブハードレックスが覆います。ステンレススチール製バンドを組み合わせ、手首回りは14cm、16cm、18cmの3サイズを用意。汎用のワンサイズではなく、注文時にバンドサイズを選ぶため、この点は重要です。

クオーツムーブメントと実用的な仕様

公開されている仕様には正確なキャリバー名が記載されていないため、推測するべきではありません。確認できるのは、日本製クオーツムーブメントを搭載し、精度が平均月差±15秒以内であることです。クロノグラフ機能と、4時位置と5時位置の間に日付窓を備えます。

日常生活用強化防水(10気圧防水)で、通常の普段使いに対応します。購入者には3年間品質保証も付きます。時計は日本製で、ステンレススチール製のケース、バンド、刻印入り裏蓋を採用しています。

裏蓋には「頭文字D」とAkagi RedSunsの名称、個別のシリアルナンバーが刻まれています。画像:PREMICO。

各モデルの裏蓋には「頭文字D」のロゴ、Akagi RedSunsの名称、0001/1995から1995/1995までの個別番号が入ります。番号によって限定数を簡単に確認できますが、刻印の向きは製品ごとにわずかに異なる場合があります。

価格と日本限定販売

日本での公式価格は税込65,780円です。

公式販売は現在、日本国内で行われています。この時計はセイコーの通常の海外向けカタログには掲載されておらず、海外での公式発売も発表されていません。海外のコレクターが日本の輸出対応店を通じて入手できる可能性はありますが、送料、輸入税、販売店の上乗せによって最終価格が大幅に高くなることも考えられます。

黄色い特製ボックスには「頭文字D」、RedSuns、セイコーの名称が入っています。画像:PREMICO。

黄色い特製ボックスにもRX-7のテーマが続きます。外側には「頭文字D」、RedSuns、セイコーの名称を配置。箱を開くと愛車の隣に立つ高橋啓介のカラーイラストが現れ、パッケージそのものが時計のディスプレイになります。

箱の内側では、高橋啓介とRX-7 FD3Sのイラストの下に時計が展示されます。画像:PREMICO。

まとめ

このコラボレーションが成功しているのは、有名な作品名だけに頼らず、特定の車から細部を取り入れているからだと思います。黄色い文字盤、メーターを思わせる赤いカウンター、ロータリーエンジンをモチーフにした時字によって、両者のつながりがすぐに伝わります。ただし、サファイアではなくハードレックスを採用したクオーツクロノグラフとして、税込65,780円は高価です。基本仕様よりもコレクター向けのデザインが価格に大きく反映されているため、熱心な「頭文字D」ファンや高橋啓介ファンにこそ向く時計でしょう。

この時計は日本のPREMICOで注文できます。