カシオは、アウトドアでの実用性に異なる方向からアプローチした新しいプロトレックを準備している。PRJ-B001EX-1は、コンパス、高度計、気圧計を追加したモデルではない。代わりに、おなじみのHiker LineのPRJ-B001をベースに、収納ポケットを備えたリバーシブルのファブリックストラップを組み合わせている。

2026年8月発売予定の本作は、カシオのコンパクトなアナログ・デジタル式アウトドアモデルの特別仕様だ。カシオによれば、キャンパーが小さな必需品をどのように持ち運ぶかを調査したうえで、このデザインを生み出したという。

カシオ プロトレック PRJ-B001EX-1は、Hiker Lineのアナログ・デジタル時計に幅広のリバーシブルファブリックストラップを組み合わせている。

便利な秘密を隠したバンド

幅広のファブリックストラップには、時計の脇に小さなファスナー付きポケットが設けられている。コインや駐車券など、バックパックの中で見失いがちな小物を入れるためのものだ。財布の代わりにはならないが、バッグを開けずに小物をすぐ取り出せる。このポケットにはコイン、折り畳んだ紙幣、その他の小さな必需品を収められるため、PRJ-B001EX-1にはEDC(Everyday Carry)としての側面も加わる。

ストラップ全体を裏返し、時計を包むように折り畳むこともできる。この状態ではケースとミネラルガラスを覆い、着用していない時計を守るコンパクトなポーチになる。ストラップにはカラビナを取り付けられるため、PRJ-B001EX-1をバックパックやベルトループ、テントの内側に吊り下げられる。

時計の脇にあるファスナー付きポケットには、コインや駐車券などの小物を収納できる。

腕に着ければ通常のプロトレックとして機能する。腕から外せば、時計が付いた小型の収納ポーチになる。リップストップ調の黒い生地と白いステッチも、アウトドアの雰囲気によく合う。

ストラップをケースとガラスの上に折り畳めば、バッグに取り付けるときや保管するときに時計を保護できる。

プロトレックとしてはコンパクト

PRJ-B001EX-1のサイズは縦50.3mm、横46mm、厚さ13.6mm。一般的な腕時計としては小さくないが、重量は51gで、ハイキングでも日常使いでも快適に着用できそうだ。ファブリックストラップは145~215mmの手首に対応する。

ケースのプロファイルとリバーシブルファブリックストラップが分かる、PRJ-B001EX-1の側面。画像:カシオ。

カシオはケースとベゼルに樹脂とバイオマスプラスチックを採用している。防水性能は100mで、-10℃の低温でも動作する。文字盤には大型のホワイトインデックス、ネオブライト夜光、2つのデジタル表示を備える。ダブルLEDシステムが、暗所で文字盤とLCD表示の両方を照らす。

回転ベゼルは、カシオのロータリーガードとして機能する。通常位置ではボタンを覆って、誤操作を減らす。45度回転させるとボタンにアクセスしやすくなる。ジャケットの袖口の下に時計を着ける場合や、アウトドアウェアと組み合わせる場合に理にかなった、シンプルな機械式の解決策だ。

ソーラー駆動とBluetooth時刻補正

タフソーラー充電は、特に実用性の高い機能の一つだ。フル充電すれば、その後に光を当てなくても通常使用で約7カ月動作する。パワーセービング機能を有効にすると、約18カ月まで延ばせる。頻繁な充電に頼るよりも、アウトドアウォッチに適した仕組みだ。

Bluetoothで時計をCASIO WATCHESアプリに接続できる。接続機能には、自動時刻修正、簡単時計設定、携帯電話探索、約300都市のワールドタイムが含まれる。タイム&プレイス機能では現在の時刻と位置をアプリに保存でき、キャンプ地や展望スポット、旅の途中の地点を記録するのに役立つ。

日常で役立つ豊富な機能

ワールドタイムは38都市・38タイムゾーンとUTCに対応する。最初の1時間は1/100秒単位で計測できるストップウオッチ、60分のカウントダウンタイマー、5本の時刻アラーム、時報も備える。そのほか、フルオートカレンダー、12/24時間制表示切替、操作音ON/OFF切替機能、針退避機能を搭載する。

曜日表示は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語に対応する。スマートフォンと接続しない場合の公称精度は平均月差±15秒だ。

価格と発売時期

カシオによると、PRJ-B001EX-1は2026年8月に日本で発売予定で、税込価格は33,000円。現在の為替レートでは約220ドル、190ユーロ、165ポンドに相当する。これらは為替換算額であり、米国、欧州、英国での確定価格ではない。

まとめ

カシオはPRJ-B001EX-1を、より大きく複雑な計器に変えようとはしなかった。軽量で、ソーラー駆動、視認しやすいという特徴はそのままだ。リバーシブルバンドによって、保護機能とわずかな収納力が加わった。

ポケットに入れられるのはごく小さな物に限られ、日常使いには通常のバンドを好む人もいるだろう。それでも、この仕様には明確な目的があり、単なる新色以上の存在になっている。キャンパーやハイカー、時計をバックパックに取り付けたい人にとって、これはカシオが提案したプロトレックの中でも特に独創的なアイデアの一つだ。